【競輪】深谷GPへ仕上がりは2点
「岸和田キング争覇戦・G3」(30日、岸和田)
深谷知広(24)=愛知・96期・SS=がトークショーゲストとして来場。一発勝負で優勝賞金1億円を争う「KEIRINグランプリ2014」(12月30日・岸和田)を1カ月後に控えて、ファンの前で現在の状況を語った。
9月13日のG1・オールスター競輪(前橋競輪場)で落車。左鎖骨骨折などの重傷を負い、欠場が続いているが「ようやく1週間ぐらい前から本格的な練習を開始した。周回練習で長い距離を乗り込んで、29日にはダッシュ練習をした」と説明する。
それでも「アマチュアの高校生を相手に、全くついて行けずに離れた」というほどで、現在の仕上がり具合を「(10点満点で)2点」と明かした。復帰まで時間を要している原因は手術ではなく、自然治癒を選択したため。「2カ月間、コルセットをしていた。入浴以外は寝ているときも固定していたし、血液が流れないので、なかなか寝られない状況だった」と苦労の日々を話した。
グランプリに向けては「いまのところ自信を持てるとは言えないが、やれることを残り1カ月、全力でやって自信を持てるようにしたい」と宣言。中部勢では浅井康太と2人だけの出場になるが「まだ並びがどうなるか、分からないので」とコメントについては明言せず。「思わせぶりに話すのが中部の伝統なので」と冗談交じりに話した。
トークショーの話題は練習状況から中部勢の選手ネタに変わり、かつて連係した評論家の山口幸二氏と大盛り上がり。かつて何度も連係したコンビだけに、息の合ったステージを展開し、ファンを大爆笑させて盛況のうちに終了した。