【JC】スミヨン歓喜!エピファ圧勝
「ジャパンC・G1」(30日、東京)
昨年の菊花賞馬が頂上決戦で鮮やかに復活した。好位を積極的に追走した4番人気のエピファネイアが、直線で早めに抜け出すとそのまま後続を押しつけずに堂々と押し切り、2分23秒1のタイムで4馬身差のV。今回が初コンビとなったフランスのトップジョッキー、クリストフ・スミヨン騎手はガッツポーズを繰り返し、喜びを爆発させた。
道中はうなるような手応えで内々をロスなく追走し、直線では自慢のパワーが爆発。母シーザリオが05年オークスを制した舞台で、会心の走りを見せた。
鞍上は「本当に強い馬。速いペースではなく、道中は行きたがって前の馬とぶつからないかとハラハラしたが、直線はスイスイ伸びました」と大きくうなずく。さらに「これまでブエナビスタなどとコンビを組んだが、今まで乗った日本馬で一番強い」と最大級とも言える賛辞を贈った。
2着は中団からしぶとく伸びたジャスタウェイで、3着は馬群をさばいて末脚を伸ばしたスピルバーグ。ハープスターは直線で大外から強襲したが、ゴール前で脚勢が鈍り5着に敗退。またJRA同一G1の3連覇を目指したジェンティルドンナは4着に終わった。