【競輪】立川記念は村上義弘が制圧
「鳳凰賞典レースG3」(7日、立川)
立川競輪の開設63周年記念は7日、11Rで決勝戦が行われ、村上義弘(40)=京都・73期・SS=が浅井康太(三重)後位から差し切って1着。2014年12月の岸和田以来、通算29回目(4日制では25回目)の記念優勝を達成し、優勝賞金426万円を獲得した。逃げる脇本雄太(福井)をまくった浅井が2着。地元の後閑信一(東京)が3着に入った。
12月30日のKEIRINグランプリから中3日の強行軍でも、村上はきっちり結果を残した。今場所3回目の連係となる脇本の番手から、好スピードでまくり上げた浅井の番手へ切り替えて直線勝負。最後はハンドルを投げ勝ち、1/8車輪差で立川記念を初制覇した。
「ワッキー(脇本)が強引に仕掛けてくれたおかげです。年末の岸和田グランプリに全てを懸けていたあとの開催だったので、体は動いている感じではなかった。とにかく、集中力を高めて走り、その中でも成績が出せたことはよかった」。
周りの援護と精神力で今シリーズを乗り切った。次走はの川崎F1(19~21日)に出場予定。「練習は休まないが、心身ともに休めたい」と、ようやく少し遅い正月休みを迎える。