自殺の後藤騎手、前夜に笑顔でFB更新

自殺した後藤浩輝騎手
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 JRAの後藤浩輝騎手(40)=美浦・フリー=が27日、茨城県阿見町の自宅で死亡しているのが見つかった。首をつった状態で発見されており、自殺とみられる。同騎手は26日の午後8時12分にフェイスブックを更新。栃木県のホテルに宿泊し、歌謡ショーを観たことを笑顔で報告していた。

 後藤騎手は近年、落馬による負傷が続いていた。シゲルスダチに騎乗した12年5月6日のNHKマイルCで他馬の斜行の影響を受けて落馬。頚椎不全損傷などの診断を受けた。同年9月8日に中山で復帰した初日にも3Rの馬場入場時に落馬。13年10月に復帰したが、今度はジャングルハヤテに騎乗した14年4月27日の東京競馬10Rでまたしても他馬の斜行の影響を受けて落馬、度重なる負傷を乗り越えて14年11月22日に東京競馬で復帰した際には、大歓声を浴びていた。

 その後は順調に騎乗を続けていたが、リキサンステルスで臨んだ先週21日の東京11RダイヤモンドSで落馬。何度も傷めていた頚椎の捻挫の診断を受け心配されたが、翌22日の京都競馬では騎乗して2勝を挙げ、今週も土曜は中山で7鞍、日曜も中山で8鞍の騎乗を予定していた。

 後藤騎手は92年に美浦の伊藤正徳厩舎所属でデビュー。02年にアドマイヤコジーンで安田記念を制覇するなど、関東トップジョッキーの地位を築き、またその明るいキャラクターを生かしてタレントとしても幅広く活動していた。JRA通算成績は1447勝(うちG15勝を含む、重賞53勝)。

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