【新馬戦】珍名馬ゴマスリオトコがV
「3R新馬戦」(7日、阪神ダート1200メートル)
ゴマをする必要もなく!?地力で出世の道を開いた。果敢にハナを奪った5番人気のゴマスリオトコ(牡3歳、栗東・音無)が、激しいたたき合いとなったマッチレースを首差で制した。直線半ばで一騎打ちとなると、一度は2着馬にかわされたが、ゴール手前で根性を発揮。見事に差し返してデビュー戦を白星で飾った。
同馬は“珍名馬”を多数所有することで知られる小田切有一氏がオーナー。その両親も同氏が所有していた馬で、父は06年にG1・高松宮記念を制したオレハマッテルゼ、母もアッチッチという筋金入りの珍名馬だ。
騎乗した松若風馬騎手は「根性がある。まだ伸びしろもありそう」と笑顔。父も母も管理した音無秀孝調教師は「負けたと思った。まだ太かったし、能力はありそう」と、ゆかりの血統での勝利を喜んだ。新馬戦を勝ち上がった同馬は、この後も自らの力で飛躍を目指していく。