【皐月賞】3番人気のドゥラメンテ圧勝
「皐月賞・G1」(19日、中山)
直線で外から突き抜けて、3番人気のドゥラメンテが牡馬クラシック1冠目を獲得した。後方待機から4角で強引に大きく外へ持ち出し、他馬の進路が狭くなる場面もあったが、そこからがすごかった。強烈な末脚で前のグループを一気にのみ込むと、最後は1馬身半差でV。3代母ダイナカール-祖母エアグルーヴ-母アドマイヤグルーヴに続き、4代でのG1制覇となった。
皐月賞4勝目のミルコ・デムーロ騎手は、4角のヒヤッとさせるシーンを「びっくりした。多分、右回りが初めてだった影響だろう。(JRAの)裁決はすごく怒っていた。でも僕はすごくうれしい」と日本語で振り返り、勝利の味をかみしめる。2冠がかかるダービー(5月31日・東京)へ向けて「心配はテンションが高いことだけ。すごく走る馬。強い」とうなずいた。
好位追走から直線でいったん抜け出すシーンがあったリアルスティールが2着で、演歌界の大御所・北島三郎の所有馬キタサンブラックが3着に奮闘。弥生賞馬のサトノクラウンはスタートで出負けし、直線でもはじけず6着に終わった。