【競輪】GKCは地元の石井貴子が制圧

ガールズコレクションを制し、ファンの声援に応える石井貴子=松戸競輪場(撮影・村中拓久)
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 「ガールズケイリンコレクション2015松戸ステージ」(20日、松戸)

 ファン投票上位の選手を集結させたガールズケイリンコレクション(GKC)が9Rで行われ、石井貴子(25)=千葉・106期=が1着。最終1角から内を踏んで高木真備(東京)後位を奪取し、直線で追い込んで、優勝賞金313万円(副賞含む)を獲得した。先行した高木が2着に粘り、外を踏んだ加瀬加奈子(新潟)が3着。断トツの1番人気を背負った小林優香(福岡)はまくり不発で4着。3、6月に続くGKC3連覇はならなかった。

 ここまで95走で91勝、2着2回、3着1回と3連対率98・9%の小林が着外に敗れたのと、人気薄の高木が2着に入ったため、2車単(4)(3)は2万90円(26番人気)、3連単(4)(3)(6)は22万8210円(154番人気)と車券は高配当が飛び出した。

 レースは正攻法の高木が、後ろから抑えにきた長沢彩(愛知)を突っ張って先行。石井貴は道中で4番手を確保し、最終ホームで前を走る梶田舞(栃木)が内をあけた瞬間にすくって高木後位を奪い、4角から踏み込んで抜け出した。

 ヒロインの石井貴は表彰式で「地元(松戸)のオールスター(ガールズケイリンコレクション)にファン投票で出してもらって力になりました。ガールズグランプリ、オリンピックと夢はあるけど、まずは力をつけてガールズケイリンを代表する選手になりたいです」と涙ながらに今後の抱負を語った。

 これで石井貴は今年の獲得賞金ランキング8位に。上位7人が出場できるガールズグランプリ(12月28日・京王閣)へ、次の四日市(29日~10月1日)が最後の勝負となる。ヒロインとなった石井貴に浮かれる様子はない。四日市でも冷静な競走を披露し、結果をつかむことだろう。

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