【ボート】上瀧選手会長が将棋で勝利

真剣な表情で対局する日本モーターボート選手会会長の上瀧和則(左)
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 「アダムスキーカップ・一般戦」(12月13日、まるがめ)

 まるがめボートレースで場内イベントとして開催された「ふれあい将棋フェスタ」に、日本モーターボート選手会会長を務める上瀧和則(47)=佐賀・60期・B2=が登場。プロ棋士の屋敷伸之九段(43)と対局して、見事に勝利を収めた。

 屋敷九段が飛車落ちとはいえ、アマ三段の腕前を持つ上瀧は白熱した将棋を展開。解説した畠山成幸七段(46)が「スゴイですね。5手は先を読んでいる。指すのが早い早い」と驚くほどの早指しを上瀧は披露。最後は屋敷九段が「参りました」と頭を下げて投了した。

 上瀧は「駒を右に集めて、左に飛車を振るのが最初の考えだった。4二に歩を打って、と金で寄っていけた。あれが間に合った。間に合ってなかったら、ただの歩打ちだった」と回想。屋敷九段は「終始、手堅く指されてこられて参った。最後は飛車を使って仕上げられて完敗でした」と舌を巻いたが、上瀧も「負けていただいたと思う」と謙遜した。

 上瀧は大みそかからの大村ボートに出走予定。「お正月の大村を走りますので、また応援よろしくお願いします」と対局を見守ったファンらにあいさつ。14年8月からつ以来となる現役選手会長としてのレース出走に意欲をみせた。

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