「北山Ｓ」（３０日、京都）

　白毛にブチ模様で人気を集めるブチコ（牝４歳、栗東・音無秀孝厩舎）は、単勝１・６倍の断然人気に応えられず３着に敗れた。中団追走から向正面でまくり気味に進出。直線は外から懸命に脚を伸ばしたが前の２頭をとらえることはできなかった。

　「脚抜きが良過ぎた。勝ち馬は逃げ切りだし、速い時計でも良馬場なら違ったと思うけど」と音無調教師は重馬場を敗因に挙げる。それでも「エンプレス杯（３月２日・川崎）には予定通りに登録する」と地方交流重賞出走に望みをかける予定だ。この日はブチ模様に「ぶちこ」の名前入りメンコを着用してパドックに登場。ファンからの歓声を浴びていた。

　レースを制したのは４番人気のキングノヨアケ（牡４歳、美浦・相沢郁厩舎）。武豊騎手は「ハイペースになっても行こうと思っていた。京都もいいみたい」とコンビ２戦２勝で、昨年年間１００勝目を決めた相棒とのＶを喜んだ。