【ボート】東海チャンプは仲口博崇
「東海地区選手権・G1」(16日、蒲郡)
12Rで優勝戦が行われ、1号艇の仲口博崇(43)=愛知・69期・A1=がインから逃げて1着。G1制覇は2006年2月とこなめ東海地区選以来7回目。地区選は3回目、通算では69回目の優勝。賞金450万円を獲得するとともに「SG・ボートレースクラシック」(3月16~21日・平和島)の出場権を手に入れた。2着は池田浩二(愛知)で地元ワンツー決着。3着には佐々木康幸(静岡)が入った。
S展示は枠なりの3対3だったが、本番は6号艇の坂口周(三重)がピット離れで飛び出して3コースを奪取。池田がカドに引いて126・345の並びに。
3コースの坂口がSでも飛び出すが、スリット後に伸び返した仲口がインから先マイ。1M過ぎには後続をあっさりと突き放し、そのまま1着でゴールを駆け抜けた。
2着は池田。2Mで徳増秀樹(静岡)が内を突っ込んできたが、冷静にさばいて2番手に。2周1Mで再度、徳増が忍び寄ったが、池田はうまくかわした。その徳増は暴れ回ったが、佐々木にもあっさりさばかれてしまう。佐々木が3着に入り、徳増は4着だった。1Mで流れた服部幸男(静岡)は3番手争いにも参加できず5着。坂口は6着だった。
仲口は「取りたい」と思っていた蒲郡でのG1タイトルをようやくつかんだ。「感無量です。(この優勝は)忘れることはないと思う」と笑顔で喜びを口にした。
今節は予選を6走4勝とシリーズを引っ張り準優勝戦、優勝戦も完璧な逃走劇を決め、主役の座を譲ることなく頂点に立った。「緊張はしたけど、思ったよりは落ち着いていた。自分の経験値がまた上がったと思う」と、精神的にもレベルアップを感じ取る。
この優勝で「SG・ボートレースクラシック」(3月16~21日・平和島)出場権をゲット。「蒲郡のグラチャン(グランドチャンピオン。6月21~26日)につなげるうえでも大きい」。愛する蒲郡でのビッグ舞台へ向け、SG戦線での激走を誓った。