【競輪】村上義が日本選手権V4
「G1・日本選手権競輪」(13日、名古屋)
開催最終日の11Rで決勝戦が争われ、村上義弘(41)=京都・73期・SS=が4回目の日本選手権(ダービー)優勝を果たした。この勝利で優勝賞金6500万円とKEIRINグランプリ2016(12月30日、立川)の出場権を獲得した。2着は川村晃司、3着には新田祐大が入った。
レースは新田-岩津、竹内-深谷-金子、三谷-川村-村上、野田で周回。赤板で三谷が果敢に発進。最終ホームで竹内が巻き返すが、番手まくりに出た川村-村上に合わされて後退。3角で新田がまくりに出るも村上がブロック。さらに空いた内を突いた新田後位の岩津を競り落とした村上が直線で抜け出した。
ダービーの女神は名古屋で、今回も村上にほほ笑んだ。当所ダービーは2011、14年に続く3連続優勝。そしてダービー通算V4は吉岡稔真(引退)に並ぶ歴代最多タイ。さらに最年長ダービーVと記録ずくめの優勝だ。「記録は意識してないけど、日本選手権は競輪選手にとって夢の1つ。そのタイトルをまた取れたことが光栄」と村上は喜んだ。