【競輪】中川誠一郎がG1初制覇 リオ五輪へ弾みつける

日本選手権競輪で優勝した中川誠一郎
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 「日本選手権競輪・G1」(5日、静岡)

 11Rで決勝が行われ、中川誠一郎(36)=熊本・85期・S1=が最終ホームから一気にまくって1着。2回目のG1決勝で初優勝。賞金6500万円(副賞含む)とKEIRINグランプリ2016(12月30日・立川)の出場権を手にした。吉田敏洋(愛知)が2着に入り、地元の渡辺晴智(静岡)は3着だった。

 検車場に引き揚げてきた中川は「しびれた。ワンチャンスあると思って走った。新田(祐大)が前々に踏んで、深谷(知広)ともがき合ってチャンスになった。熊本の競輪ファンの中には大変な人もいる。自分は走ることで元気を送るしかできない。その思いだけで今開催は頑張った」と優勝の喜びと、地震で苦しむ生まれ育った熊本への思いを語った。

 中川は脇本雄太(福井)、渡辺一成(福島)とともに今夏のリオデジャネイロ五輪に出場する。

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