「トーキョー・ベイ・カップ・Ｇ１」（１９日、ボートレース平和島）

　１２レースで優勝戦が行われ、１号艇の桐生順平（２９）＝埼玉・１００期・Ａ１＝が、コンマ１１のトップＳを決めてイン速攻で快勝。優勝賞金９００万円を獲得した。Ｇ１制覇は今年２月の関東地区選手権（多摩川）に続いて３回目。２着は中島孝平、３着には山崎智也が入った。

　完勝だった。桐生は全速のスタートを決めてスリットから先行、あっさりとイン先マイを決めて後続を突き放した。これまでのＧ１２勝は１４年９月のヤングダービー（戸田）と今年２月の関東地区選手権。「周年記念を取りたい気持ちが強かった。うれしい」と新たに手にした勲章を喜んだ。

　この優勝で賞金ランキング２位へ浮上。「本当にいい流れがきている」と笑顔を浮かべる。最高のリズムで尼崎のＳＧオールスターに臨む。「ファン投票で出られるレース。皆さんのために歓声が上がるようなレースをしたい」。最高のパフォーマンスを発揮して、昨年３月のクラシック以来となる２つ目のＳＧ奪取を目指す。