平和の尊さ語り継ぐ 糸満、兵庫両校球児たち

 練習試合後に記念撮影する沖縄・糸満高と兵庫高の選手たち=16日、神戸市のあじさいスタジアム北神戸
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 戦後70周年を迎えた春、球児たちが平和の尊さを語り継いだ。選抜高校野球大会に出場する沖縄・糸満高が16日、神戸市のあじさいスタジアム北神戸で、太平洋戦争末期に沖縄県知事として赴任して43歳で消息を絶った島田叡さんの母校、兵庫高と練習試合を行い、糸満高主将の池間誉人選手は「平和に感謝する気持ちをあらためて教えられた」と話した。

 俊足の野球選手として活躍した島田さんは東京帝大(現東大)卒業後、内務省に入り、1945年1月に官選知事に任命された。県民の疎開に奔走し、6月に激戦地の糸満で行方が分からなくなった。

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