センバツでコリジョンルール適用し得点

7回桐生第一の走塁妨害で斎藤(右)の生還が認められる(捕手・後藤)=甲子園(撮影・山口登)
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 「選抜高校野球・1回戦、桐生第一-滋賀学園」(20日、甲子園球場)

 七回にコリジョン(衝突)ルールで、桐生第一に得点が認められるシーンがあった。

 場面は七回裏、8点を追う桐生第一の攻撃中だった。2死二、三塁から3番・高田が右前へクリーンヒットを放った。三塁走者は悠々と生還。続けて二塁走者の斎藤も本塁を狙った。

 滋賀学園の右翼手・徳留は打球を素早く処理して本塁へバックホーム。送球はワンバウンドで捕手・後藤のミットへと収まり、タイミングは完全にアウトだった。だが堅田球審は捕手がブロックして本塁ベースをふさいだと判断。人さし指を高く掲げてホームベースを刺し、3点目の得点が認められた。

 高校野球では以前から本塁上のクロスプレーは危険防止のため禁止としてきた。2000年に各校へ通達。ただ近年、故意の激突は守備妨害と判定されてきたが、走塁妨害として得点が認められたのはレアケースだ。

 ルールブックが改訂されたことで、今年からプロ野球では危険な衝突プレーを避けるために、高校野球と同様の厳格なコリジョンルールを設定している。

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