長嶋氏、松井は最高のホームランバッター
巨人・長嶋茂雄終身名誉監督は28日、現役引退を表明した元レイズの松井秀喜外野手についてコメントを発表した。
「大好きな野球を続けたいという本心よりも、ファンの抱く松井像を優先した決断だったように思う。最後の2、3年は投手と対戦する前に、ひざの故障と戦う毎日で、本人も辛(つら)かっただろう。2000年の日本シリーズ、09年のワールドシリーズで、チームを優勝に導いた大きなホームランが目に浮かぶ。個人的には、二人きりで毎日続けた素振りの音が耳に残っている。これまでは飛躍を妨げないよう、あえて称賛することを控えてきたつもりだが、ユニホームを脱いだ今は、『現代で最高のホームランバッターだった』という言葉を贈りたい」