上原、緊張の連続でヘルペス発症
カージナルスとのワールドシリーズで大活躍しているレッドソックスの上原浩治が30日、公式ブログで精神的な疲労からヘルペスを発症したことを明らかにした。
上原は28日(日本時間29日)の第5戦でも八回2死二塁から登板、打者4人を封じてセーブを挙げた。これでポストシーズン全15試合のうち、イニングをまたいだ4試合を含めて12試合に登板し、失点はわずか1。7セーブはメジャー最多記録に並び「上原が新記録を作るとすれば、それはレッドソックスが世界一に輝いた瞬間だ」と米メディアもこの記録に注目している。
第5戦の試合後のメディアインタビューでは「これはマジックか?」と尋ねられ、通訳を待たずに首を横に振って「僕は普通の人間です」と答えた上原。「全試合緊張しています。もうしんどいです」と本音も漏らしている。
29日(日本時間30日)には本拠ボストンに戻って約1時間の調整練習。上原は田沢とともにキャッチボールやダッシュで体をほぐした。
ブログでは「ほんまに接戦ばっかりで、精神的にやられてしまうよね。そりゃ~ヘルペスも出来るわ」とこぼし、「お互いの先発ピッチャーが、素晴らしいピッチングをしてるから、後ろの自分たちは、ここのところ心臓バクバク、ドキドキでブルペンにいるよ」と飾らずに内心を明かした。
第6戦は30日(日本時間31日)にレッドソックスの本拠地フェンウェイパークで行われ、レッドソックスは勝てば2007年以来6年ぶりの頂点に立つ。
ヘルペスはヘルペスウイルスによる感染症で、口唇ヘルペスや帯状疱疹などがあり、皮膚に水ぶくれが生じる。