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黒田、5年連続2桁勝利に「継続は大事」

2014年9月4日

試合前のブルペンで投球練習をするヤンキース・黒田=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

試合前のブルペンで投球練習をするヤンキース・黒田=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

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 味方打線が1点を加点し、3点リードとなった六回は1死から死球で走者を背負い、左越え二塁打で失点。七回は1死から左前打で走者を出したが、粘りの投球で追加点を許さなかった。

 試合後の黒田は、自身がもつメジャー日本投手の連続2桁勝利記録を更新したことに「継続することはすごく大事だと思う。年齢に関係なく日本人がこっち(メジャー)でできるっていう(実証できた)のは自分自身を誇りに思う」。記録が35歳から始まっていることには「だから自分の中でできているんじゃないかと思う。いい意味で(周囲の考えを)覆せるというか、それが自分のエネルギーになっていると思います」と言って胸を張った。

 この日の試合でクオリティー・スタート(QS、6回以上投げて3自責以下)の連続記録を「4」に伸ばした。全95球のうち73球がストライク。初球に限れば、打者25人のうち22人がストライクだった。3番オルティス、4番セスペデスのメジャー屈指の中軸コンビを無安打に抑えた。「アグレッシブなバッターがいる中でいろんな球種でストライクを取れたのは大きかったと思います」。そう話す黒田の表情は充実感いっぱいだった。

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