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イチロー、160キロ新人右腕に沈黙

2014年9月8日

 ロイヤルズ戦の2回、左飛に倒れるヤンキースのイチロー=ニューヨーク(共同)

 ロイヤルズ戦の2回、左飛に倒れるヤンキースのイチロー=ニューヨーク(共同)

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試合前のフィールドで体を動かすヤンキース・イチロー=ニューヨーク 試合前のフィールドに出て体を動かすヤンキース・イチロー=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

 試合前には今季限りでの引退を表明しているジーターの引退セレモニーが行われた。超満員48111人のファンが見守った試合は、ヤンキースが散発4安打で完封負けを喫した。

 全体練習のなかったこの日の試合。ジーターの式典の準備で落ち着かない空気の中、イチローは1人フィールドに出て最近の日課としているキャッチ‐ボール&遠投、その後のダッシュ&ストレッチで戦いに備えた。

 23歳の新人ながら最速100マイル(161キロ)を誇る剛腕、ベンチュラとの初対決。二回のイチローはカウント1‐1から99マイル(159キロ)の直球などを果敢に打って出たが、いずれもファウとなり、最後は8球目、154キロのツーシームで打ち取られた。

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