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イチロー、サヨナラ弾呼び込む二塁打

2014年9月12日

試合前の練習でベースランニングをするヤンキース・イチロー=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

試合前の練習でベースランニングをするヤンキース・イチロー=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

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 2‐4の九回無死一塁。イチローが打席に入ったのは、前打者のヘドリーがあごに154キロの剛球を受けた直後だった。本拠地全体を凍りつかせた死球。初球153キロ直球のストライクを見送った場面を振り返り「怖くて振れないですよ」と言った。

 起死回生の一撃はカウント1‐2からの5球目だ。外角低めの156キロ直球をライナーで弾き返す二塁打。1死二、三塁からヤングに逆転サヨナラ3ランが飛び出し、生還したイチローは同僚たちに笑顔で迎えられた。

 先発コブに八回1死までノーヒットノーランに抑えられる嫌な展開。プレーオフ進出の可能性を残しながらも厳しい戦いを強いられる中、2試合連続で4点差を跳ね返す劇的勝利にイチローは「ギリギリ残ったっていう感じじゃないの。これで負けてたら(チーム内の)空気が変わる試合でしたから」と安どの表情を浮かべた。

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