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“鉄人”黒田11勝目 5年連続190投球回

2014年9月20日

 ブルージェイズ戦に先発し、6回2/3を3失点のヤンキース・黒田=ニューヨーク(共同)

 ブルージェイズ戦に先発し、6回2/3を3失点のヤンキース・黒田=ニューヨーク(共同)

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 ブルージェイズ戦の7回途中、マキャン捕手とタッチし降板するヤンキース・黒田=ニューヨーク(共同) 登板前のブルペンで投球練習をするヤンキース・黒田=ニューヨーク・ヤンキースタジアム

 四回以降は一転、ストライクを先行させた。敵軍の早打ちにも助けられ、終わってみれば、クオリティースタート(6回以上投げて3自責以下)。それでも試合後の黒田は開口一番、「最後まで苦しかったですし、なんとかしのぎながら、という投球だったと思います」。4試合連続無四球には「たくさん三振を取れる投手じゃないので極力、無駄な走者を出さないように。それは常に心掛けています」と言った。

 昨季は自身6連敗でシーズンを終えた。しかし、今季は8月17日以降の7試合で4勝1敗と安定した投球を続けている。

 「勝ち負けは自分でコントロールできない部分がたくさんある。それよりも毎年しっかりローテで回るというのが大前提だと思っているのでそれができているのは自分の中で満足できるところだと思います」

 今季はチーム最年長投手ながらただ一人先発ローテションを守り切り、この日、5年連続で190投球回に到達した。10年以降、メジャーで年間190投球回を継続しているのはわずか8人(9月19日現在)。その中に黒田より年上の投手はいない。

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