青木Wシリーズ初安打 日本選手7人目
「ワールドシリーズ・第6戦、ロイヤルズ-ジャイアンツ」(28日、カンザスシティー)
ロイヤルズの青木宣親外野手(32)が28日(日本時間29日)、「2番・右翼」で出場し、3打数1安打1打点で1四球1得点。二回1死満塁の好機に左前適時打を放ち、日本選手では09年の松井秀喜(当時ヤンキース)以来、史上7人目のシリーズ安打を記録した。9点リードの六回の守備からベンチに下がった。
シリーズ2勝3敗の背水の陣で臨んだこの日の試合。4戦ぶりに先発出場した青木は、22日の第2戦で3打席無安打に抑えられているジャイアンツの先発、ピービに対し、初回の打席は空振り三振。カウント2-2から内角、148キロのツーシームにバットは空を切った。
1点リードの二回1死満塁の絶好機はカウント1-2と追い込まれながら7球目、外角146キロのツーシームを左前へ弾き返し、シリーズ10打席目にして初安打、初打点。一塁に達した青木は手を叩き、一塁側ベンチの仲間たちに向かって右手でガッツポーズを見せた。
ロイヤルズ打線は青木の適時打の後も3者連続適時打の猛攻。打者11人で一挙、7点を奪った。
三回の打席は四球、五回は二ゴロだった。
ワールドシリーズで安打を記録した日本選手は以下のとおり。
新庄(02年、ジャイアンツ)、松井秀(03、09年、ヤンキース)、田口(04、06年、カージナルス)、井口(05年、ホワイトソックス)、松井稼(07年、ロッキーズ)、岩村(08年、レイズ)