ヤンキースからQO提示なく黒田移籍も

 米大リーグ・ヤンキースは3日(日本時間4日)、FA移籍の補償制度「クオリファイング・オファー(QO)」を抑えのデービッド・ロバートソン投手(29)に提示することを発表した。

 2年前から導入された同制度の今オフの設定条件は1年1530万ドル(約17億4千万円)。ヤンキースが過去2年連続でQOを提示してきた黒田博樹投手(39)の名前は入っていなかった。旧所属球団との交渉は継続できるが、今回の球団の対応により移籍の可能性が出てきた。

 メジャー7年目の今季の黒田の年俸は1600万ドル(約18億2400万円)。先発陣にけが人が相次ぐ中、ただ一人、ローテーションを守り続け、5年連続2桁勝利となる11勝(9敗)を挙げた。シーズン最終戦では来季について「いろいろ考えながら決めないといけない」とする一方で、けがなく1年を投げ切ったことに「来年への自信は多少なりともある」と話している。

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