ヤ軍などで活躍した“ソリちゃん”引退

 広島でプロデビューし、ヤンキースやカブスなどで活躍したアルフォンソ・ソリアーノ外野手(38)が現役引退を発表した。4日(日本時間5日)、故郷ドミニカ共和国の地元メディアが伝えた。

 ソリアーノは、広島がドミニカ共和国で設立したカープアカデミー出身で97年に来日。21歳で1軍デビューし、9試合に出場した。99年にヤンキースへ移籍し、00年にメジャーデビューを果たしている。

 メジャーではヤンキース、レンジャーズ、ナショナルズ、カブスの4球団を渡り歩き、通算16年で1975試合出場、打率・270、2095安打、412本塁打、1159打点、1152得点、289盗塁。オールスターには7度選出された。

 13年8月には広島時代の2安打と合わせて日米通算2000本安打を達成。名球会入りの可否が大きな話題となった。今季はヤンキースで67試合出場したが、打率・221と振るわず、7月に戦力外通告を受けた。

 親日家で日本メディアとの関係も良好で「ソリちゃん」の愛称で親しまれた。

 地元ラジオのインタビューに対し、同選手は「プレーすることへの愛情と情熱を失ってしまった」などとコメントしたという。

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