カブス、レスター大争奪戦制す
アスレチックスからフリーエージェント(FA)になっていたエース左腕、ジョン・レスター投手がカブスと6年1億5500万ドル(約184億6千万円)で合意したと9日(日本時間10日)、米スポーツサイトのFOXスポーツとヤフースポーツが伝えた。
10球団以上が興味を示したと言われている大争奪戦。最後はカブスが、レスターの古巣レッドソックスとの一騎打ちを制した格好だ。同サイトによると、レッドソックスの提示条件は6年1億3500万ドル(約160億円)だったという。
今季途中にレッドソックスからアスレチックスにトレードされたレスターは32試合に登板して16勝11敗、防御率2・46。メジャー9年間の通算成績は116勝67敗、防御率3・58。今オフ最大の目玉選手の一人としてその動向が注目されていた。
総額1億5500万ドルは、投手ではヤンキースの田中将と並ぶ史上5位。1年平均2583万ドルは同3位の超大型契約となった。
レスター獲得に成功したカブスのマドン監督は、現在開催中のウィンターミーティングの会場となっているホテルで報道陣に囲まれ、「我々は宝くじを当てた」と笑顔で語った。