イチロー、“ツンデレTシャツ”披露
マーリンズのイチロー外野手(41)が23日(日本時間24日)、キャンプ初日を翌日に控え、フロリダ州ジュピターの球団施設で自主練習を行った。
キャップ、Tシャツ、短パン、ソックスだけではなかった。この日のイチローは、グローブやシューズまで身に着けるものすべてを球団カラーのオレンジでコーディネートしていた。
午後1時半。だれもいなくなったフィールドでストレッチとランニングで体をほぐすと、キャッチボールでは徐々に距離を伸ばし、約80メートルの遠投を行った。10分のインターバルの後は室内ケージで約100スイング。オリックス時代の00年以来、15年ぶりとなる自然色(白)のバットを手に快音を響かせた。
施設入りした際にはキャンプ地練習初日の恒例となりつつあるメッセージ入りTシャツも披露した。胸の部分には、本人そっくりの男の子が球団名の由来であるカジキのかぶり物をしている絵と小さく平仮名で「おうえんしてくださいよなんて~いわないよ じぇったい~」の言葉が添えられていた。
1月末に日本で行われた入団会見で爆笑を誘った自身の言葉と、槇原敬之の名曲「もう恋なんてしない」をリンクさせたようなメッセージ。そして、背中には、一転、ゴシック体でしっかりと「応援よろしくお願いします」と書かれた“ツンデレ仕様”となっていた。
練習後はクラブハウスには戻らず、声援を送り続けていたファンの待つエリアへ移動して即席のサイン会。イチローコールの大合唱を受けて笑顔を見せた。