イチ、内野安打“アラフォー対決”制す

練習の合間にチームメートと談笑するイチロー(左)=フロリダ州ジュピター(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ1-7カージナルス」(17日)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は17日(日本時間18日)、カージナルスとのオープン戦に「5番・中堅」で出場し、3打数1安打。七回の守備からベンチに下がった。

 二回の第1打席は、23歳の有望左腕マルコ・ゴンザレスに対し、カウント1-1から143キロ速球を打って出て二ゴロ。四回は先頭でワンボールから2球目を叩いて左邪飛だった。六回は、メジャー通算601試合に登板している39歳の中継ぎ左腕チョートから一塁内野安打を記録した。

 イチローが快音を響かせたのは六回だ。

 過去の対戦打率・143(7打数1安打)と苦にしているベテラン左腕に対し、カウント2-1からの4球目、132キロのカットボールを弾き返した。一、二塁間を抜けようかという鋭いゴロを一塁手が頭から飛び込み好捕。しかし、ベースカバーに走ったチョートを圧倒するスピードで一塁を駆け抜け、“アラフォー対決”を制した。

 完全休養日だった前日はキャンプ地から南へ約130キロ離れた本拠地マーリンズパークを訪れ、自主練習。「ここ(キャンプ地でのチーム練習)よりもキツかったです」。遠投を入念に行うなど、約1時間半、体を動かした。

 練習後はサンディエゴから陣中見舞いに訪れた代理人のボッグス氏らと会食。イチローと会うのは1月末に東京で行われた入団会見以来という同氏は「状態はよさそうですね。とてもハッピーに見えました。新しい環境にうまく馴染んでいるようですね」と話した。

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