イチロー、1安打で記録まであと6

 「ナショナルズ7-5マーリンズ」(6日、ワシントン)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「7番・左翼」で出場し、4打数1安打1打点。今季自己最長となる7戦連続安打で打率を・291とした。メジャー通算2867安打で歴代単独43位となり、同42位のベーブ・ルースの記録まであと6本とした。

 敵地の中継カメラがイチローの動きにフォーカスしたのは、犠飛をさばいた三回の守備だ。無死二、三塁の場面で左中間に上がった平凡な打球に対し、イチローが太陽に背中を向けるようにして落下地点に入って行った。

 この日は午後1時5分開始のデーゲーム。打球が上がった時間は午後1時50分だ。「あの時間はセンター寄りに(動いて)行ったら(太陽光が目に)入る可能性がある。最後まで入らないようにして正面を見たっていうプレーですね」。捕球直前にクルリと体を180度反転させて打球をグラブに収めた。三塁走者は生還したが、見失っていたら確実にピンチは広がっていた。

 分刻みで変化する太陽の位置。五回には敵軍二塁手が飛球を捕球直前に見失い、ヒットにした。「地球は回ってますからね」とイチロー。攻守交代時は毎イニング、空を見上げて太陽の位置を確認した。

 太陽に背中を向けながら捕球するプレーは、試合前の守備練習でイチローが披露している数ある秘技の中の1つだ。日々の積み重ねがここで生きた。

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