イチロー「精神の揺れそんなにない」

試合前に打撃練習をするイチロー=ロサンゼルス(撮影・小林信行)
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 「ドジャース11-1マーリンズ」(12日、ロサンゼルス)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は9点を追う六回途中から左翼の守備で途中出場。七回の打席は二ゴロだった。1打数無安打で打率を・267とした。試合は、マーリンズ投手陣が21安打を浴びて大敗。今季4度目の3連敗で借金は4となった。

 イチローがベンチから飛び出したのは六回無死一、三塁の場面だ。投手と野手を同時に交代させるダブルスイッチ。左翼の守備に就いた。

 大勝モードに沸く敵地。ヤンキース時代の14年4月19日のレイズ戦で13点ビハインドの展開で途中出場した経験があるイチローは「先発じゃないから、決められたところというか、自分のことをやらなきゃしょうがない」。普段とは異質の空気にも「入りやすいも、にくいもないよ、僕には。想像を超える何かがない限りは精神が揺れることはそんなにないと思う。ポイントはそこですから」と話した。

 本拠地マイアミよりも多い日本人ファンが詰めかけたスタンド。七回2死一塁の場面で打席に立った際には拍手と歓声が起こった。1ボールからの2球目、148キロ直球を一、二塁間へ鋭く弾き返したが、相手二塁手が好捕。懸命に伸ばした足はわずかに及ばなかった。

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