イチロー「42歳で94マイルはすげぇな」
「マーリンズ6-0ロッキーズ」(11日、マイアミ)
マーリンズのイチロー外野手(41)は6点リードの八回に代打で途中出場し、左翼線安打を放った。1打数1安打で打率は・278。メジャー通算2881安打とし、歴代単独39位に順位を上げた。試合は、主砲、スタントンの両リーグ最多の22号3ランで先制するなどして快勝。連敗を3で止めた。
メジャー現役最年長野手と現役最年長投手の対決が実現したのは6-0の八回だ。73年10月生まれ、41歳のイチローが、72年12月生まれ、42歳の中継ぎ右腕、ホーキンスと08年5月23日以来、7年ぶりに顔を合わせた。過去の対戦打率は・375(8打数3安打)。イチローは右腕に対し、1ボールからの2球目、148キロの外角速球を流し打ち。鋭い打球が三塁手の左を抜けた。
この日のホーキンスは1回2安打無失点。打者5人に全球ストレート勝負を挑み、最速94マイル(約151キロ)を連発したベテランについてイチローは「42歳で94マイルはすげえなと思う」と感心しながらも「94ぐらいやったら俺も多分、出る、っていう感じにはなるよね」と対抗心を燃やしていた。