青木、球宴ファン投票3位に躍進
大リーグは16日(日本時間17日)、第86回オールスターゲーム(7月14日、シンシナティ)のファン投票のナ・リーグ中間発表を行い、ジャイアンツの青木宣親外野手(33)が299万5899票を集め、外野手部門で前回4位から先発メンバーの3位に順位を上げた。
今季の青木はここまで62試合(6月15日現在)に出場し、リーグ5位の打率・324、同8位の・391。リードオフマンとしてチームをけん引している。
外野手部門は、ナショナルズのブライス・ハーパー(22)が605万9827票で断トツのトップ。2位は373万9181票のカージナルスのマット・ホリデー(35)だが、現在、15日間の故障者リストに入っており、今後の投票、そして、球宴出場に影響が出る可能性がある。
青木に抜かれて4位に順位を落としたマーリンズのジャンカルロ・スタントン(25)は292万2350票、5位には5年連続出場を狙うパイレーツのアンドリュー・マッカチェン(28)が214万8625票で続く。
青木とスタントンの差はわずか約7万票。スタントンは昨季の本塁打王で今季も両リーグ1位の23本塁打を放っており、知名度は高い。所属球団のマーリンズは、ヤンキースの田中が先発登板した前日の試合には日本への中継を意識し、ホームベース後方に「VOTEFOR スタントン&ゴードン(ゴードンとスタントンに投票を)」と二塁手部門1位のゴードンとともに主砲の名をカタカナで記し、日本のファンへ呼び掛けた。
投票締め切りは米東部時間の7月2日午後11時59分(同3日午前0時59分)。青木とスタントンのし烈な“レギュラー争い”は日本のファンがカギを握りそうだ。