イチロー マー君と「気持ちが近く…」
「マーリンズ11-2ヤンキース」(16日、マイアミ)
マーリンズのイチロー外野手(41)が9点リードの八回から右翼の守備に就き、八回の打席は四球だった。試合は、マーリンズが初回に打者12人、7者連続安打を含む9安打で8点を奪う猛攻で大勝した。
ヤンキース・田中との初対決から一夜明け。試合前の練習で遠投をするイチローの元に田中が駆け寄った。センター付近で握手を交わすと、時折、笑顔を見せながら会話のキャッチボールを楽しんだ。
昨季はヤンキースでチームメートだった2人。しかし、ポジションが違ったため、フィールドで絡むシーンはほとんど見られなかった。イチローは「(田中に)遠慮があるのはわかってるから」と言ってから「距離が離れると気持ちがちょっと近くなるっていうような、そういうことかなあと思いました」と続けた。
わずか5分ほどの心の交流。「いい時間になりましたか?」の問いにイチローは「もちろん、もちろんです」と満面笑み。「一回、真剣に対戦したっていうのは大きいんじゃないですか」と言った。