イチロー、敵地なのにファン大歓声

試合前に打撃練習を行うイチロー=ニューヨーク
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 「ヤンキース9-4マーリンズ」(18日、ニューヨーク)

 マーリンズのイチロー外野手(41)が6点を追う九回に代打で途中出場し、三塁内野安打を放った。1打数1安打1得点で打率を・294とした。

 この日の相手先発は、対戦打率・323(65打数21安打、3本塁打)と相性のいい左腕のサバシア。しかし、ジェニングス監督は前日の試合で指名打者だった主砲のスタントンを右翼に戻し、代わって右打ちのベイカーを指名打者に置いた。

 控えに回ったイチローの出番は3-9の九回1死走者なしの場面。フィールドに「ピンチヒッター・イチロー」のアナウンスが響き渡ると、敵地ファンから大歓声が起こった。その声援にこたえるかのように、イチローは中継ぎ右腕のマーティンに対し、1ボール2ストライクからの4球目、143キロの外角カットボールを三塁線際に弾き返した。相手三塁手のヘドリーは打球がツーバウンドした後、捕球したが、送球を断念。イチローは悠々と一塁を駆け抜けた。後続の左前打で二進、遊ゴロで三進。各塁上でヤンキースの野手から話し掛けられ、笑顔で応じた。最後はマシスの左前適時打でホームを踏んだ。

 試合は、マーリンズが六回途中まで2点をリードしていたが、継投策が裏目に出て逆転負け。2連敗となった。

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