イチ元阪神投手対戦 20打席連続無安打

試合前に打撃練習をするイチロー=マイアミ(撮影・小林信行)
2枚

 「マーリンズ5-3ジャイアンツ」(30日、マイアミ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「8番・右翼」で出場し、2打数無安打1四球、1犠打。今季の自己ワースト記録を更新する10戦20打席連続無安打(代打6試合、1四球、2犠打含む)で打率を・263とした。

 三塁側スタンドからイチローコールが起こった。ベンチに戻ると首脳陣や仲間たちからハイタッチで迎えられた。1点リードの八回無死一、二塁。イチローがベンチのサイン通りに初球を転がし、2走者を進めた。後続の右犠飛で三塁走者が生還。ジェニングス監督が「イチローのバントは非常に大きかった」と称えた貴重な追加点だった。

 16打席連続無安打で迎えたこの日の試合。相手先発は、かつて阪神とオリックスでプレーした右腕のボーグルソンだった。過去の対戦成績は11打数無安打、1犠飛。イチローがメジャーで最も苦にしている相手だ。前回、5月10日の対戦でも3打数無安打に抑えられ、「大きな特徴がないことが大きな特徴なんじゃないですか。打ち取られるとイライラしてくるピッチャーのタイプ」と話していた。

 3戦連続のスタメン出場。借りを返したいところだったが、二回無死一、二塁の打席は遊ゴロ、三回2死一、二塁の場面は投ゴロ。この日最後の対決となった六回は四球。この日もボーグルソンを攻略できず、連続無安打打席は15となった。

 八回の犠打で貴重な1点をお膳立てしたが、19日のレッズ戦からヒットがなく、10戦20打席連続無安打。代打6試合が含まれていることに「レギュラーでそれが続いているのと、そういうもの(代打)が間に入って続いているのとではちょっと違うんで、(捉え方は)難しい。これが(今季の)基準になるだろうね」とイチロー。数字だけを見て“不振”と結論づける傾向には「そもそも“こういう時(不振)”と僕が捉えてるか、どうか。そういうものも含めて見てる人で楽しんだらいい、という考え方だから。それは昔から変わらない」と話した。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

大リーグ最新ニュース

もっとみる

    スコア速報

    主要ニュース

    ランキング(大リーグ)

    話題の写真ランキング

    写真

    デイリーおすすめアイテム

    リアルタイムランキング

    注目トピックス