大リーグ、マーリンズは１０日（日本時間１１日）、元楽天のケーシー・マギー内野手（３２）とメジャー契約で合意したと発表した。背番号は「５」でこの日からチームに合流した。

　１３年に楽天の初の日本一に貢献したマギーは、１４年にマーリンズでメジャー復帰。１６０試合に出場して打率・２８７、出塁率・３５５、４本塁打、７６打点の成績を残し、カムバック賞を受賞した。昨年１２月にトレードでジャイアンツに移籍したが、左膝を痛めるなど、４９試合の出場で打率・２１３、２本塁打、１１打点と振るわず、戦力外になっていた。

　マーリンズは正三塁手のプラドが右肩のけがで戦線離脱中。内野のユーティリティのベイカーが左脇腹を痛めてこの日、故障者リスト入りした。マギーをベンチ登録２５人枠に加えたジェニングス監督は「三塁、一塁、そして右の代打で起用する予定だ。チームが前進していくためにとても大きな戦力になる」と期待。得点圏打率の高さなどの長所を挙げながら「明日の試合で三塁で先発させる」と１１日のスタメン起用を明かした。

　球場入りしたマギーはクラブハウスでヤンキース時代の１２年終盤に同僚だったイチローらと笑顔であいさつ。試合前練習では三塁でのノックを受けた後にフリー打撃。さらにヒル内野守備コーチのアドバイスを受けながら入念に一塁の動きを確認していた。