イチロー、歴史的ツーショット実現
「パドレス0-4マーリンズ」(23日、サンディエゴ)
マーリンズのイチロー外野手(41)は「1番・右翼」で出場し、5打数無安打で打率は・252となった。試合は、マーリンズが0-0の六回2死走者なしから5者連続安打と相手の失策で4点を奪って快勝。3連勝を飾った。
歴史的ツーショットが実現したのは試合前だ。レッドソックス時代の1975年にメジャー史上初となる新人王&MVPのW受賞を成し遂げたフレッド・リン氏(63)がパドレスの本拠地、ペトコ・パークを訪問。2001年に同氏以来、史上2人目となるW受賞の快挙を達成したイチローと初めて対面した。
三塁側ベンチで握手を交わした2人。リン氏はイチローが使用している用具に興味をもったようで、グラブやバットを手にしながら質問した。
リン氏は74年にメジャーデビューしているが、新人王の資格があった75年に145試合に出場し、打率・331、リーグ最多の102得点などをマーク。メジャーでは17年間プレーし、通算で打率・283、1960安打、306本塁打、1063得点を残した。
リン氏の快挙から26年後にメジャーデビューを果たしたイチローは157試合に出場し、リーグ最高の打率・350、新人では史上最多の242安打、両リーグ最多の56盗塁などをマーク。ここまで2898安打、495盗塁などを記録している。