イチロー 若手に審判への礼儀を説く

 「パドレス3-1マーリンズ」(24日、サンディエゴ)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「1番・右翼」で出場し、4打数無安打1四球、1得点、1盗塁。2戦連続ノーヒットで打率を・248とした。試合は、マーリンズが初回に1点を先制するも先発ハレンが3本塁打を浴びて逆転負け。連勝は3で止まった。

 表情変えず、ベンチへ引き揚げた。初回の攻撃。カウント0-2と追い込まれながらフルカウントに持ち込み、四球を選んで出塁したイチローが二盗に失敗した。

 相手遊撃手のタッチより先にイチローの右足の方が二塁ベースに到達しているように見えたが、判定は「アウト」。マーリンズ側は異議を唱え、ビデオ判定を求める「チャレンジ権」を行使した。1分28秒の審議の結果は「セーフ」。イチローは表情を変えることなく、二塁に戻り、2死から4番ボアの適時二塁打で先制のホームを踏んだ。

 昨季から導入されたビデオ判定。イチローが貫いているのは「アウト」の判定の時は必ずベンチに帰ることだ。

 「ダグアウト(ベンチ)に戻るのは僕の審判に対する礼儀ですから。僕の中では、それがルールというか、選手がしなくてはいけないこと。こういうシステムが導入されたら、それに合わせてあるべき姿というのは後でついてこないといけない」

 自分の足の方が先だったことは「もちろん、分かっていた」というイチロー。ベンチに戻ると、ある若い選手から「セーフなんだからあっち(二塁上)にいればいいじゃないか」と言われたという。

 「説明しましたよ。コール(審判の判定)をちゃんとリスペクトしてコールが変われば戻ればいい、って」。

 メジャー通算496盗塁。史上38人目の大台まであと4とした。

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