イチロー歴代2位“球聖”カッブに並ぶ
「カージナルス3-1マーリンズ」(14日、セントルイス)
マーリンズのイチロー外野手(41)は「7番・右翼」で出場し、4打数1安打で打率は・253とした。4試合連続安打で日米通算4191安打(日本1278本、メジャー2913本)となり、メジャー歴代2位のタイ・カッブの記録に並んだ。同最多はピート・ローズの4256安打。
また、五回の第2打席でシーズン300打席に達し、今季の契約に付帯条件として盛り込んでいたボーナス40万ドル(約5000万円)もゲットした。
12日のレッドソックス戦で2安打を放ち、カッブの記録に王手をかけていたイチロー。6月24日の対戦で3打数無安打に抑えられている左腕ガルシアに対し、三回の第1打席は先頭で投ゴロ。1ボールからの2球目、145キロの外角直球を捉え切れず、ワンバウンドした打球は投手正面だった。
両軍無得点の五回2死走者なしから左前打を放ち、メジャー歴代2位タイとなる日米通算4191安打に到達。カウント0-2と追い込まれながら134キロの外角スライダーを左翼線際へライナーではじき返した。後続が倒れて、ベンチに戻ったイチローをチームメートや首脳陣がハイタッチで迎え、記念の1本を祝った。
1点を追う七回2死一、三塁の好機での第3打席は二ゴロ。1ボール2ストライクからの4球目、145キロの外角ツーシームを打って出たが、打球は二塁手の正面だった。
2点ビハインドの九回2死一、二塁の第4打席は、抑えのローゼンタールの初球、156キロの内角直球を打って出たが、三飛だった。
カッブは1905年から28年まで24シーズンにわたって主にタイガースでプレーした“球聖”と呼ばれる伝説の選手。歴代最高打率・367を残したほか、首位打者12回、打点王4回、盗塁王6回などを記録している。
試合は、マーリンズが敗れて、連勝は3で止まった。