イチ、連続安打で日米通算4193安打

三回の打席でイチローのカッブ超えを伝える敵地の大型スクリーン=セントルイス(撮影・小林信行)
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 「カージナルス6-2マーリンズ」(15日、セントルイス)

 マーリンズのイチロー外野手(41)は「2番・右翼」で出場し、4打数2安打だった。今季14度目のマルチ安打で5試合連続安打とし、打率は・256。日米通算安打は4193本(日本1278本、メジャー2915本)となり、前日まで並んでいたメジャー歴代2位のタイ・カッブの記録を抜き、同最多のピート・ローズの4256安打まであと63本とした。

 この日の相手先発は過去の対戦打率・296(115打数34安打)のラッキー。対戦回数がメジャーで最も多い右腕に対し、一回の打席は1ボールからの2球目、148キロの真ん中直球をライナーでライト前へ弾き返した。

 前日の試合で並んでいた歴代2位のタイ・カッブを超える日米通算4192安打。一塁に達すると、敵地ファンが総立ちでその偉業を祝福。イチローは右手でヘルメットを取り、スタンドを見渡しながら感謝の意を表した。

 三回1死の第2打席は一塁強襲安打。初球、148キロ直球を鋭く振り抜くと、ジャンプして捕球を試みた一塁手のグラブをはじいて打球は落ちた。打席に入った際には大型スクリーンにはイチローのカッブ超えを伝えるメッセージが映し出された。

 五回2死走者なしの打席は左邪飛。2ボール1ストライクからの4球目、148キロの外角直球を打ち上げた。4点を追う七回2死一、二塁の好機は左飛。2ストライクからの3球目、132キロの外角低めスライダーを捉えたが、あらかじめ左翼線寄りにシフトしていた左翼手にライン際で抑えられた。

 試合は、マーリンズ打線が9安打を放ちながら2点しか奪えず、連敗した。

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