イチローに敵軍新人が熱視線
「メッツ3-9マーリンズ」(15日、ニューヨーク)
マーリンズのイチロー外野手(41)は八回の守備から右翼で途中出場。九回の打席で中前打を放ち、打率を・246とした。メジャー通算安打数は2932本となり、歴代34位のウィリー・キーラ-(1892~1910年)に並んだ。
5試合ぶりに先発を外れたイチローが九回の1本でまた1つ順位を上げた。並んだ相手は、8年連続200安打の記録を持つキーラー。イチローが09年に9年連続200安打を達成し、メジャー記録を塗り替えた縁のある選手でもある。
この日唯一の打席で結果を出したイチロー。敵軍ベンチから熱視線を送ったのは、メッツのルーキー左腕・マッツだ。イチローが01年にマリナーズでメジャーデビューした時はまだ10歳。生まれ育ったニューヨークではマリナーズの試合を見ることができないため、大リーグ専門チャンネルに加入してイチローを応援していたという。
「毎年200安打を打ち、日本の記録を合わせると4千本以上のヒットを打っている。すごいとしか言いようがない」
6日の試合で初対決が実現。「子供のころから尊敬してきた偉大な打者。最高の気分だった」。次回の対決を心待ちにしていた。