Dバックス、FAグリンキーと契約合意
広島からポスティングシステム(入札制度)を利用して大リーグ移籍を目指す前田健太投手(27)の獲得を公言していたダイヤモンドバックスが、今オフの超目玉FAザック・グリンキー投手(32)と6年2億650万ドル(約254億円)で合意した、と4日(日本時間5日)、FOXスポーツなど、複数の米メディアが伝えた。
グリンキーはメジャー通算12年で142勝93敗、防御率3・55。5年連続15勝を含む8年連続2桁勝利を記録し、09年にサイ・ヤング賞を受賞している。今季の成績は19勝3敗、防御率1・66だった。
年俸総額は投手最高のレッドソックス・プライスの7年2億1700万ドル(約267億円)には届かなかったが、1年平均はメジャー史上最高の3440万ドル(約42億3千万円)となった。
ドジャースからFAになったグリンキーを巡ってはドジャースとジャイアンツの一騎打ちの見方が強まっていた。先発ローテーションの確立が急務のダイヤモンドバックスは、ロイヤルズからFAになっているクエトに6年1億2千万ドル(約148億円)のオファーを却下されたと言われており、マエケン獲得に本腰を入れると見られていたが、今後の動向が注目される。