張本氏 米残留優先の川崎に“喝”
野球解説者の張本勲氏(75)が13日、レギュラーコメンテーターを務めるTBSテレビ「サンデーモーニング」(日曜、前8・00)の人気コーナー「御意見番スポーツ」で、ブルージェイズをフリーエージェント(FA)となった川崎宗則内野手(34)が、来季も大リーグ残留を優先していることを心配。「来年でおそらく選手生命が終わりますよ」とあきれた様子で予告した。
張本氏はこの1週間のストーブリーグ情報に触れ、「まったく(分からない、(川崎の)気持ちが。年齢的に来年でおそらく野球生命が終わりますよ。何回も何回も(日本復帰への勧めを)言っているのだけどね」とあきれた。
大リーグではまた、マリナーズをFAとなっていた岩隈久志投手(34)がドジャースと3年契約で合意したが、張本氏は「どこに行っても気にしませんよ、私は」と素っ気ないコメント。常日ごろ、日本選手の海外流出に反対の姿勢を貫く同氏は、「気にはなるけども、気にしない」と言葉を加えていた。
一方で国内では広島・黒田博樹投手(40)が8日に現役続行を表明したことを歓迎し、「良かったね~。(広島は)前田健がいなくなるわね。黒田が(引退して)いなくなると、カープは困りますよ」と感想。広島は9日にエース・前田健太投手(27)のポスティングシステムによる大リーグ移籍を申請。黒田が引退の道を選んでいた場合、2枚看板が抜ける来季の投手事情が懸念されていた。