マエケン、ドジャースと契約合意
ポスティングシステムでのメジャー移籍を目指す広島・前田健太投手(27)が1日(米時間12月31日)、米大リーグ・ドジャースと契約合意に達した。米複数メディアが報道。MLBの公式サイトや、CBCスポーツの電子版、同スポーツのヘイマン記者も自身のツイッターで「ドジャースと前田が合意に達した」と報じた。
前田の移籍先は“本命”ドジャースだった。同サイトによると、現時点で契約詳細については明らかとなっていないが、ドジャースは広島に譲渡金の上限2000万ドル(約24億2000万円)を支払う見込み。MLBの公式サイトは「最大8年契約になる」と大きく見出しを取って掲載。ダルビッシュ有投手や田中将大投手らと比較するなど、トップ級の扱いで大々的に報じた。
前田は12月14日から26日まで渡米。ロサンゼルスを拠点に、現地では代理人のアダム・カッツ氏と交渉の現状、自身の希望などについて意見交換。移籍先の大本命と見られていたドジャースとも、自らも同席して直接交渉を行ったようだ。12月10日にポスティング申請の手続きを行った前田と、米球団との交渉期限は1月9日午前7時(米東部時間1月8日午後5時)までとなっていた。
日本での通算成績は9年間で97勝67敗、防御率2・39だった。MLBの公式サイトでは、日本での前田の成績、球種や戦歴なども掲載。過去には黒田博樹投手ら、日本人投手も多く所属した球団を、前田も最終的な移籍先に選んだようだ。