元DeNAグリエル、キューバから亡命
14年にDeNAでプレーしたキューバ出身のユリエスキ・グリエル内野手(31)と弟のルルデス・グリエル・ジュニア内野手(22)が亡命した、と8日(日本時間9日)、大リーグ公式サイトなど、複数のメディアが伝えた。
同サイトによると、亡命の目的は大リーグへの移籍としており、2人は7日までドミニカ共和国で開催されていたカリビアン・シリーズにキューバのチームの一員として出場した後、チームを離れたという。
今後の動向が注目される2人だが、中でも兄ユリエスキに対する大リーグにおける評価は非常に高い。14年にDeNAで62試合に出場し、打率・305、11本塁打、30打点をマークした右打者は、翌年から母国のプロ・リーグに復帰。昨季は23試合、打率・535、10本塁打、32打点と驚異的な数字を残し、カリビアン最強チームを決める今大会でも5試合で打率・450(20打数9安打)と打ちまくり、“キューバ最強打者”と言われている。
6月で32歳になるユリエスキの年齢がネックとなりそうだが、米野球専門誌ベースボール・アメリカ(電子版)は、昨年5月にドジャースと6年6250万ドル(約72億円)で合意し、7月にブレーブスへトレードされた、同じキューバ出身内野手のオリベラよりも上と断言。メジャーで争奪戦になる可能性を伝えた。