イチロー、3の0 守備で日光避ける技
「オープン戦、マーリンズ5-6メッツ」(17日、ジュピター)
マーリンズのイチロー外野手(42)はメッツとのオープン戦に「1番・左翼」で出場し、3打数無安打だった。七回の守備で交代した。
初回の打席は右腕デグロムに空振り三振。カウント0-2と追い込まれた後、内角低め、150キロ速球にバットは空を切った。三回2死走者なしの場面は中飛。2球連続ファウルの後の3球目、真ん中の140キロスライダーを弾き返したが、中堅手の頭上を越えようとする打球を好捕された。
六回1死二塁の好機は左腕マッツに対し、カウント2-2から外角低め、150キロの速球を打って出て二ゴロ。快足を飛ばして一塁を駆け抜けたが、きわどいタイミングのアウトに本拠地のファンは不満の声を上げた。
本塁から一塁までの到達時間は4秒07。外角球を打ったため1歩目がわずかに遅れたが、左打者の平均は4秒2と言われており、イチローの俊足が改めて証明された。
午後1時開始の試合中の気温は30度。六回の守備では飛球を処理する際に太陽が目に入るのを避けるため体を左にひねりながら落下地点に入る“イチローの技”を披露した。