イチロー 元メジャー最年長選手と談笑

タイガースのビスケルコーチとの会話を楽しむイチロー=ジュピター(撮影・小林信行)
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 「マーリンズ春季キャンプ」(19日、ジュピター)

 マーリンズのイチロー外野手(42)はタイガースとのオープン戦には出場せず、約2時間の練習に参加。フリー打撃では28スイングで6本の柵越えを放った。

 イチローの表情がパッと明るくなった。打撃練習の準備をしているところに声を掛けてきたのはタイガースのオマー・ビスケル一塁コーチ(48)だった。

 現役時代は名遊撃手として知られ、ゴールドグラブ賞を11回獲得。1989年から2012年まで24シーズンにわたってインディアンスやジャイアンツなどでプレーし、通算2877安打を記録。晩年はユーティリティー選手として複数のポジションを守り、12年5月に遊撃手では史上最年長となる45歳での出場を果たしている。

 プロ25年目を迎えようとしているイチローについて同コーチは「彼の素晴らしい野球人生には敬服する。きょうはそのことを伝えたかった」。会話は5分ほどだったが、マイアミでの生活ぶりや現役年数、さらには引退後のプランも聞いたという。

 ポジションは異なるが、ともに小柄で巧打堅守。同コーチは「40歳を越えてもプレーできる。それは素晴らしい『習慣』が身についていることを意味する。十分な睡眠時間、節酒、トレーニングなど、すべてがそろった結果です」と力説。さらにイチローがストレッチの重要性を説いていたと明かしながら、「野球に筋肉の量は必要ない。必要なのは柔軟性。2人の意見が一致した事柄の一つでした」と話した。

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