「オープン戦、カージナルス２－５マーリンズ」（２０日、ジュピター）

　マーリンズのイチロー外野手（４２）はカージナルスとのオープン戦に「２番・左翼」で出場し、２打数無安打、２四死球、１得点だった。予定通り、七回の守備で交代した。

　初回の打席は右腕のリークに空振り三振。フルカウントからの６球目、外角低めに沈んだ１４６キロシンカーにバットは空を切った。

　四回は先頭で死球。初球、１２０キロのカーブが左つま先に当たった。後続の左前打で三進し、遊ゴロ併殺の間に生還した。五回２死一塁の場面はカウント１－１から３球目、外角１４０キロシンカーを打って出て二ゴロだった。

　七回２死三塁の場面は四球。抑えのローゼンタールに対し、カウント３－１から内角低め、１５６キロ速球にバットを止めて一塁へ歩いた。

　ここまで１０試合に出場し、打率・２００（２５打数５安打、７三振、４四死球）。五回に二ゴロに倒れた際には引き揚げるベンチ前で首をひねるしぐさを見せたイチロー。開幕まで約２週間。微調整を繰り返しながら心地よい打撃感覚をつかんでいく。