イチ 打率・182も監督「心配ない」
「マーリンズ春季キャンプ」(25日、ジュピター)
マーリンズのイチロー外野手(42)は2時間の全体練習で調整。暴風雨と雷のため、室内で行われた打撃練習では、9日の122スイングに次ぐ、今キャンプ2番目に多い117スイングで感覚を確かめた。
大雨の影響でクラブハウスと室内練習場の間の通路にはあちらこちらに大きな水たまりができた。イチローは移動する際には傘だけでなく、愛用しているトレーニングシューズを守るためにビニールで包むなど、徹底した防水対策で移動し、他の選手を驚かせた。練習後はファンへのサインも忘れなかった。
ここまでオープン戦には13試合(代打1試合含む)に出場して打率・182(33打数6安打、10三振、4四死球)。結果は出ていないが、マッティングリー監督は「あまり心配していない」と問題視していない。「この時期に大切なのは、開幕に向けて準備することであり、打席に立つこと。オープン戦で判断するのは難しい」と説明した。
この日プランとして浮上していたマイナー試合の出場は26日(日本時間27日)に変更された。打席数を重視し、イチローは毎イニング、打席に立つ変則ルールで出場することが予想される。
昨季に続いて“第4外野手”の役割を担う。24日のツインズ戦で今オープン戦初めて代打で起用されるなど、11日後の開幕に向けてチームは公式戦モードに入りつつある。指揮官によると、マイナー試合の出場は選手の意思によるもの。すでにディートリックやロハスといった、イチローと同じ控えの立場にある選手たちがマイナーの試合で打席に立っている。