イチロー“同時出場”で9打数3安打
「マーリンズ春季キャンプ」(26日、ジュピター)
マーリンズのイチロー外野手(42)はマイナーのオープン戦2試合に変則ルールで同時出場し、9打数3安打1三振、1四球だった。
この日のイチローはアストロズのキャンプ地で開催されたオープン戦には出場せず、自軍の施設内で行われた2つの1A、ローAとハイAの試合に出場した。
練習中の移動時間を省くために設計された、隣接する2つのフィールド。指名打者だったイチローは自軍の攻撃イニングなら、いつでも打席に立つことができる変則ルールの下、1打席が終わるたびにバットを手にフィールド間を行ったり来たりした。
ここまでオープン戦13試合(代打1試合含む)に出場し、打率・182(33打数6安打、10三振、4四死球)のイチロー。前日の会見でマッティングリー監督は、オープン戦期間中は結果よりも打席に立つことを重視していると明言。マイナーでの調整はチームの提案に選手が応じたものだ。
プレーボールから1時間50分の間に10打席に立ち、9打数3安打1四球。3安打はいずれも二塁打で、各打席の結果は遊ゴロ(遊失)、見逃し三振、遊ゴロ、左翼線二塁打、一ゴロ、一ゴロ、遊ゴロ、四球、左中間二塁打、右前二塁打だった。5打席目の一ゴロは力強い打球を相手野手の好捕に阻まれた。
2月23日のキャンプイン以来、毎日異なるデザインの日替わりTシャツはこの日も継続した。32枚目の“作品”は、白地に水色の文字で記された視力検査表。中央の列に「ヤルカヤラナイカダ」という意味深長な言葉があった。