イチロー、日替わりTシャツ36枚
「マーリンズ春季キャンプ」(30日、ジュピター)
マーリンズのイチロー外野手(42)はキャンプ地最終戦となるカージナルスとのオープン戦で三回に代打で途中出場し、左飛だった。1打数無安打で守備には就かなかった。
両軍無得点の三回1死走者なしの場面で登場したイチローは右腕のワカに対し、ワンボールツーストライクからの4球目、外角のチェンジップを左翼へ打ち上げた。
今オープン戦は15試合(代打で3試合出場)に出場し、打率・200(35打数7安打、4四死球)。終盤はマイナーのオープン戦と紅白戦に出場し、それぞれ10打席に立って不足分を補った。
試合後のクラブハウス。キャンプ地最終戦を終えたイチローは6日後に開幕するシーズンへの準備について「できたともできてないとも言えないです」と、例年どおり、オープン戦と公式戦は別物として捉えている考えを明かした。
今キャンプでは練習や試合でのパフォーマンス以外に私服のTシャツにも注目が集まった。2月23日のキャンプインから毎日異なるデザインの“作品”を披露。36枚目を数えたこの日は、カメラと×マークのイラストの下に「撮影禁止」の文字が入ったものだった。
昨季もオリジナルを含め、さまざまなデザインのTシャツを披露しているイチローは「この(キャンプ期間の)ために用意してるわけじゃないから。普段着てるのを着てるだけだから。ただそれだけの話」と説明。着る順番やストーリー性をもたせたことには「そんなこと(自分から)言わなくていいじゃん。(見た人が)想像することでしょ」と煙に巻いた。